日韓交流に寄与した団体・個人に贈られる韓国の「李熙健(イ・ヒゴン)賞」が29日発表され、韓国大河小説「土地」(朴景利(パク・キョンニ)著)全20巻を日本語訳した日本の出版社代表と翻訳者の計3人に贈られた。

受賞したのは、韓国文学専門の出版社クオン(東京・神保町)の金承福(キム・スンボク)代表と、翻訳者の吉川凪さん、清水知佐子さん。審査委員長は「土地翻訳チームが10年がかりで翻訳した献身と成果は、文学を通じて韓日交流のモデルケースになった」と授賞理由を述べた。

ソウルでの授賞式で金代表は、日本の出版社30社と連携し、「韓国を理解する本1000冊を日本語訳したい」と今後10年の新たな目標を披露。「これは本で博物館を建てる仕事です。建物は古くなりますが、本は世代を超えて人々の心に残ります」と力説した。

吉川さんは、作家を知らない日本の読者にわかりやすく伝えるため、方言を使わず、注釈を多くつけた苦労を語った。清水さんは完訳を機に、日本で読書会が始まっていると報告した。

「土地」完訳は昨年12月、毎日出版文化賞(企画部門)も受賞し、日本でも評価されている。

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